看護師として働き続ける人の中には、「このまま病院勤務でいいのかな」「ほかに自分に合った職場があるのでは?」など、転職を検討した人も多いはずです。転職は人生の岐路。転職先をしっかり選ばないことで、前の職場のほうが良かった、状況が悪化したなど、後々後悔してしまうことになりかねません。転職先の選び方として、まずは看護師が求められている職場を知ることが大事です。医療機関や介護施設、保育園、健康センター、献血ルーム、治験施設、コールセンターなど多岐にわたります。それぞれの業務内容を把握することで、ひょっとしたら医療機関以外にもあなたにピッタリの職場環境があるかもしれません。また、看護師の転職でよくある問題点としては、給与面での待遇が良いというだけで選んでしまい、職場の人間関係や雰囲気で悩まされるということです。確かに給与面が充実しているというのは魅力的では有りますが、毎日働き続ける職場は人間関係が良好な方が長く働きやすくなります。ですからあまりにも高待遇で募集している転職先があった場合には、その転職先で実際に働いている人の口コミなどを見てから決めるようにしましょう。
この他に転職で出てくる問題点としてワークライフバランスがしっかりしているかどうかです。仕事一筋で生きていきたいという方ならば別ですが、仕事を頑張りながらもプライベートも充実させていきたい場合には、長期休暇の取得実績があるのかや、有給休暇の取得率は高いかなども調べましょう。また、将来的に結婚や出産を検討している人は、産休・育休の取得率はもちろん、復帰率についても注目してみたいところ。復帰率が高ければ、ライフステージに変化があっても働きやすいと考える看護師が多いということになります。